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 プロ野球ヤクルト―広島戦の試合開始前。多くの観衆がスタンドを埋めた神宮球場で30日、中学1年生の福沢尚翔(なおと)さん(12)=埼玉県=が始球式のマウンドにあがった。

 半年あまり前まで、悪性リンパ腫の治療で入院していた。この日は、ヤクルトや認定NPO法人キャンサーネットジャパンによる小児がん患者を応援する企画「ゴールドリボンナイター」の一環で、神宮球場に招かれた。

 観衆の視線が集まるマウンド。ゆっくり、大きく腕を振って投げたボールは、ワンバウンドして捕手のミットにおさまった。

写真・図版
始球式で投げ終え、顔をしかめた福沢尚翔さん=2025年8月30日午後5時59分、神宮球場、井手さゆり撮影

 「すごく緊張して思った通りには投げられなかったけど、楽しかった。多くの人の前で投げられたのは、一生できない経験」

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