悪質ホストクラブ問題で対応の強化を求め、武見敬三厚生労働相と面会する被害者ら=2024年5月22日、東京・霞が関、藤谷和広撮影

 悪質なホストクラブで高額な売掛金(ツケ)を背負わされた女性客が、売春や風俗店勤務を強要される事例が相次いでいる問題で、今年1~4月に22人のホストが検挙されていたことが5日わかった。このうち経営者の検挙が2件だった。

 この日の衆院厚生労働委員会で、立憲民主党の早稲田夕季氏の質問に警察庁が答えた。

 警察庁は、女性客を風俗店にあっせんしたとして、職業安定法違反の疑いで店長を今年2月に逮捕した宮城県警の事案を例示。警視庁も4月、18歳未満であることを知りながら女性客を店内に立ち入らせ、酒類を提供したとして、経営者を検挙していた。ただ、経営者の検挙事案について「網羅的に把握しているわけではない」と説明した。

 警察庁によると、今年1~4…

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