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 サッカーJ1名古屋グランパスの長谷川健太監督(59)が、25日午後7時開始の鹿島アントラーズ戦(カシマスタジアム)で、J1監督の出場最多記録を塗り替える。

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2024年には就任3年目の名古屋でルヴァン杯を手にした長谷川健太監督

 前節で594試合に達し、昨季でコンサドーレ札幌を離れたミハイロ・ペトロビッチ監督と並んでいた。ここまで積み上げた数字は261勝190敗143分け。J1クラブ在籍18年目での到達となる。

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サッカーを30年以上にわたって取材してきた潮智史記者が独自の視点でつづるコラムを連載でお届けしています

 攻撃的なサッカーを掲げ続けたペトロビッチ監督に比べれば、代名詞となるようなスタイルを持たない。

 チームづくりも采配もシンプルでオーソドックス。淡々と準備を積み重ね、奇をてらった策も打たない。むしろ、原理原則にこだわり、貫き通せることが特徴といえる。

 そんな境地には「失敗を繰り返してたどり着いた」。

 1999年に現役を引退した…

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