愛媛県と岡山県で23日、宮崎県で25日にそれぞれ発生した山林火災は、26日朝になっても火の勢いは収まらず、延焼が続いている。
愛媛県今治市によると、焼失面積はさらに広がり、26日朝までに計約306ヘクタールに及んでいることを確認したという。
市災害対策本部などによると、25日には強風で飛んだ火の粉が原因とみられる建物火災が発生、住宅6棟と倉庫2棟が全焼した。
26日未明には朝倉南乙野々瀬地区の83世帯152人に避難指示を出し、これで同市の避難指示は7地区3056世帯5988人が対象になった。同日朝の段階で137世帯251人が避難しているという。
隣接する同県西条市も792世帯1506人に避難指示を出している。26日午前7時の時点で福祉施設の利用者と職員ら125人が避難している。避難指示の対象人数は26日朝時点で、今治、西条両市で3848世帯7494人となる。
愛媛県は25日午後6時半から災害対策本部会議を開き、消防庁長官に緊急消防援助隊の派遣を要請したと報告した。同日夜から消火活動に加わっている。
避難指示が出ている今治市朝…