新潟県を訪問中の天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは8日、小千谷市の「錦鯉(にしきごい)の里」を訪れ、ニシキゴイを放流した。ニシキゴイは2004年の中越地震からの復興の象徴とされ、愛子さまは展示や池に泳ぐニシキゴイを興味深そうに鑑賞していた。
錦鯉の里は、ニシキゴイの歴史や飼育方法などが展示され、ニシキゴイを間近で見ることができる。愛子さまは常設展示を時間をかけて鑑賞。説明者に品種の違いなどをたずね、高温による影響を気にかけていた。
説明者によると、皇太子時代の上皇さまの発案で開発された観賞魚「ヒレナガニシキゴイ」も話題に。愛子さまは金魚を飼ったことがあり、ニシキゴイとの違いを話したという。
愛子さまは展示を見た後、庭園池でニシキゴイにエサをあげた。その後、タライに入った品種「丹頂紅白」のニシキゴイを放流した。
同行した小千谷市の宮崎悦男市長によると、愛子さまから「中越地震からの復興、大変でしたね」と声をかけられたという。