明治天皇の皇后、昭憲皇太后の没後110年に際し、明治神宮を参拝する愛子さま=2024年4月10日午前10時21分、東京都渋谷区、代表撮影
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 天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは10日、東京都渋谷区の明治神宮に参拝した。明治天皇の妻、昭憲皇太后の没後110年を前にしたもので、愛子さまが同神宮を参拝するのは初めて。

 白い参拝服に扇子を携えた愛子さまは同日午前10時20分ごろ、本殿前の南神門に到着。門内の石畳上には一般の参拝者ら約600人が待っており、愛子さまは会釈をしつつ参進した。回廊の先に設けられた直会殿でおはらいを受けた後、「内拝殿」の階段を上り、深く拝礼。自ら玉串を捧げた後、再度一礼した。

 退出する際、神職に先導された一行に向け、参拝者らから「愛子さまー」などと声が上がる一幕もあった。宮内庁は今月4日、愛子さまが10日に神宮を参拝すると発表。同神宮関係者によると、参拝の前日までに愛子さまの訪問時間を問い合わせる電話が相次いだという。

 昭憲皇太后は社会福祉事業に尽力したことで知られ、愛子さまが勤務する日本赤十字社ともゆかりが深い。(中田絢子)

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