天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは18日、昨年1月に発生した能登半島地震からの復興状況などを視察するため、石川県に入った。昨年9月下旬に計画されていたが、直前に豪雨災害が発生したため取りやめとなっていた。
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愛子さまは18日正午前に北陸新幹線で金沢駅に到着。ホーム上で出迎えた馳浩知事らと丁寧なあいさつを交わした。ホーム上や駅前では多くの人が到着を待ち、愛子さまは手を振るなどして応えた。石川県庁で復興状況について聞いたのち、能登半島中心部の七尾市に向かい、仮設住宅などを訪れる。
愛子さまが災害の被災地を訪れるのは初めて。天皇ご一家は、一連の災害で家族らを亡くし、将来への大きな不安を抱えながら避難生活を続けている人々を案じ、復旧・復興の進展を願ってきた。天皇陛下は皇后さまと共に現地を3度見舞っており、今年2月の会見で、「被災された皆さんの心がくじけそうになっているお気持ちを感じ」と述べ、「私たちの訪問が少しでも力になるのであればと思いました」と語っていた。