天皇、皇后両陛下と長女愛子さまが4日、沖縄県を訪れた。4月の硫黄島（東京都）に続く、戦後80年の戦没者慰霊と記憶継承の旅で、23歳の愛子さまは初めての沖縄訪問となる。ご一家は、沖縄戦の激戦地となった本島南部を巡り、戦没者に拝礼。生存者や遺族らと言葉を交わした。
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沖縄では太平洋戦争末期、約3カ月にわたり住民を巻き込んだ日米の地上戦が繰り広げられ、12万人以上の県民を含め日米で20万人余が犠牲となった。本島南部は撤退した旧日本軍と、避難住民が入りみだれるなか最も多くの犠牲者が出た。
両陛下と愛子さまは、住民や日本兵の遺骨を納めた国立沖縄戦没者墓苑でテッポウユリなどの白い花束を捧げ、拝礼。そばで見守っていた人たちに歩み寄り、一人ひとりと向き合った。
両陛下と愛子さま、資料館では「ガマ」の中へ
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