北極域研究船の命名・進水式で、小型のおのを使い支綱を切断する愛子さま=2025年3月19日午後2時40分、横浜市磯子区、上田幸一撮影

 天皇、皇后両陛下の長女、愛子さまは19日、横浜市磯子区の造船所で、北極域の海洋調査などを行う新しい研究船の命名・進水式に出席した。船の進水式や完成式は皇室の方々が出席することがあり、愛子さまにとっては初めて。

 式典で、愛子さまがおので支綱を切断すると、船の甲板ではシャンパンの瓶が割れ、くす玉から色とりどりの紙テープが舞い、新たな研究船「みらいⅡ」が進水した。

 「みらいⅡ」は国立研究開発法人海洋研究開発機構の新たな研究船。日本の研究船としては初めて、厚い氷を砕きながら航行することができ、従来よりも調査域が広がるという。

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