公立中高一貫校の適性検査の模試を受ける児童たち=2024年11月24日午前10時22分、名古屋市瑞穂区、小原智恵撮影

 2025年4月に開校する愛知県立中高一貫校4校の付属中学の入学者選抜が来月に迫っている。1月11日の1次選抜では適性検査が、同18日の2次選抜では県教育委員会が「リフレクション(振り返り)型」と称する面接がある。この面接には探究学習重視とされる4校の特色も反映されており、初めての実施に向け、受検生も県教委も入念な準備を進めている。

 11月下旬、名古屋市内で適性検査の模試があり、小学5、6年生約300人が参加した。主催は全国の公立中高一貫校の入学者選抜に詳しい「日本教材出版公中検模試センター」(千葉県)。模試中には保護者向けセミナーも開かれた。テーマは、同月設問が発表されたばかりの「志願理由書」の書き方や面接対策について。

 今回、中高一貫教育が始まる明和、半田、刈谷(いずれも普通コース)と津島(国際探究コース)の付属中学の入学者選抜で実施される面接は1人15分ほどで、志願理由書の内容をもとにやり取りする。4校は探究学習に力を入れるとしており、志願理由書にも「これまで取り組んだ探究活動の実績や経験」を書く欄があり、他の設問の2倍以上の広さになっている。

「小学生が使える表現に…」セミナーで出た助言

 セミナーでは同社の担当者が…

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