(13日、東京六大学野球春季リーグ 慶大5―2東大)
慶大の清原正吾(4年、慶応)が、リーグ戦初打点をあげて開幕試合の勝利を呼び込んだ。
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「4番・一塁手」で先発出場。三回1死一、三塁、「最低でも犠牲フライを」と集中力を高めた。初球から果敢に振り、ツーストライクから真ん中低めの変化球をすくい上げた。先制の中越え適時二塁打になった。
中学はバレーボール部、高校はアメフト部。父はプロ野球西武などで活躍した清原和博さんだ。6年間のブランクはあっても、父譲りの強打は着々と成長した。「悔しい思いもしたけど、『絶対トップになる』って覚悟を決めて練習してきた」
早くも報道陣からプロ入りをめざすかと問われたが、「先のことは考えず、一日一日後悔のないようにやりたい」と話した。
観客席で見守った清原和博さんは報道陣にコメントを寄せた。「開幕戦でいいタイムリーヒットが出て、正吾もホッとしているのではないでしょうか。元気にプレーしている姿を見ることができてうれしく思います。今後も、チームのために頑張ってほしいです」