夏の長野大会を5日後に控えた6月30日、長野県小諸市の小諸城址懐古園内のそば店「山城館」に、小諸商野球部の3年生約20人がやってきた。

 「ここはどんな場所ですか」。西沢彰泰監督(40)が問いかけると、部員の一人が「大会の中止を先輩たちが聞いたところです」と答えた。

 「小商(こしょう)」と呼ばれる小諸商には「県内最強」と呼ばれた時代があった。

決起集会で話をする小諸商の西沢彰泰監督(右から2人目)とそれを聞く部員たち=2025年6月30日、長野県小諸市

強豪の長野商・松本商破り、夏の有力校に

 1941年。その年のチーム…

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