パレスチナ自治区ガザでの戦闘をめぐり、イスラエルとイスラム組織ハマスの代表団が7日、仲介国エジプトの首都カイロに到着して戦闘休止と人質解放の交渉が再開し、8日も続いた。イスラエルメディアが報じた。一方、イスラエル軍は8日もガザ最南部ラファで攻撃を続け、ハマス側は批判。双方の隔たりは大きく、交渉の進展は予断を許さない。
交渉をめぐって、ハマスは6日にエジプトやカタールが提案した戦闘休止案に合意したと発表したが、イスラエル側が自分たちが求める条件と大きくかけ離れていると即座に反発していた。
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ネタニヤフ首相は7日夜の声明で、ハマスの発表の目的について、イスラエル軍によるラファでの地上作戦を「妨害するためのものだった」と指摘。軍がラファ検問所を占拠したことに言及し、交渉と並行してラファでの攻勢を強めることを強調した。
■ハマス「合意」案へのイスラ…