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スノーラフティングに出発する外国人の家族連れ=2025年1月26日、岐阜県高山市の飛驒ほおのき平スキー場、荻野好弘撮影
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 北海道や長野県などの大規模なスキーリゾートだけでなく、中小のスキー場にもインバウンド(訪日外国人客)が押し寄せ、にぎわいを見せている。岐阜・飛驒高山では、雪の降らない国・地域の人たちが観光名所とセットで足を運ぶケースが多く、その波はリフト2基の小さなスキー場にも及んでいる。

 飛驒地方で最も広い飛驒ほおのき平スキー場(岐阜県高山市丹生川町)。1月下旬の日曜、香港からやって来たフェリックス・ヤウさん(56)はスキーもスノーボードも着けずに、クワッドリフトに乗り込んだ。

 800メートルのリフトを降り、スノーモービルが引く「タクシー」(そり)に乗り換えて山頂へ。スノーシューを履いて「雪山ハイク」に挑戦し、ベテランの案内人と70分ほど雪上を散策した。

 「香港は雪が降らないからわくわくした」とフェリックスさん。北海道などのスキーリゾートも訪れたことがあるが、飛驒観光の途中で立ち寄った。ハイクの料金はリフト、タクシー込みで3300円。「ここは高くないね」と話した。

■「初経験、刺激的」喜ぶ家族…

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