2025年4月29日、ランドー米国務副長官らと面会後、記者団の取材に応じる拉致被害者家族会の横田拓也代表(中央)、飯塚耕一郎事務局長(左)ら=米ワシントン、清宮涼撮影

 北朝鮮による拉致被害者の家族会や国会議員らが29日、米ワシントンでランドー国務副長官と面会し、拉致問題の解決に向けた協力を求めた。国務省によるとランドー氏は、拉致問題の即時の解決に向け、日本を支持すると表明した。

 家族会と、第2次トランプ政権高官との面会は初めてで、約30分に及んだ。

 記者団の取材に応じた拉致被害者・田口八重子さんの長男、飯塚耕一郎・家族会事務局長によると、ランドー氏との会談では「家族の高齢化で、時間がない」と強く訴えた。トランプ大統領は、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記との直接対話に意欲を示してきた。米朝首脳会談が実現した場合に「必ず拉致問題を提起してもらいたい」と要請したという。

 飯塚さんはランドー氏との会…

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