タイ・バンコクで2019年11月、東南アジア諸国連合(ASEAN)の会議に出席するアウンサンスーチー氏=ロイター

 2021年のミャンマー国軍によるクーデターで拘束された同国の民主化指導者アウンサンスーチー氏(78)が、首都ネピドーの刑務所から出されたと、複数の独立系メディアが16日夜、報じた。

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 国軍報道官はBBCビルマ語放送に「猛暑のため、熱中症を防ぐために必要な予防措置を取った」と述べたが、移送先については明らかになっていない。

 同放送は情報筋の話として、スーチー氏は、同じくクーデター時に拘束され、国民民主連盟(NLD)政権で大統領だったウィンミン氏と、刑務所から別の場所に移されたと報じた。

 ミャンマーでは今月、最高気温が40度前後の猛暑が続いている。

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