七回、仙台育英の川尻結大選手が3点本塁打を放つ=2025年5月31日、刈谷市の刈谷球場、松本敏博撮影

 昨秋の愛知県高校野球選手権大会の4強チームが仙台育英(宮城)と対戦する招待試合(県高校野球連盟主催)が、5月31日に始まった。初日は刈谷球場(刈谷市)で中京大中京が対戦し、1―5で敗れた。

 仙台育英は七回、4番の川尻結大(ゆいと)選手(3年)に3点本塁打が飛び出した。川尻選手は名古屋市出身。両親や中学時代のチームメートも観戦に訪れたという試合で快音を響かせ、「地元で成長した姿を見せられた」と笑顔だった。

 中京大中京は徐々にリードを広げられ、八回に反撃したが、及ばなかった。岡部純陽主将(3年)は夏に向けて「相手は体が大きかった。しっかりバットを振る力をもう一度つけたい」と気を引き締めた。

 仙台育英は少人数での遠征となったため、中京大中京の野球部員ら約60人が仙台育英側の応援席に陣取り、両校に声援を送った。応援団長の原蒼太さん(3年)は「来てくれた仙台育英に、より大きな応援を届けたい」と、敵味方に関係なくスタンドを盛り上げた。

 雨で約3時間の中断があった影響で、第2試合に予定されていた至学館との試合は中止となった。

 6月1日は小牧市民球場(小牧市)で午前10時から名古屋たちばな、午後1時から名城大付が、それぞれ仙台育英と対戦する。入場料は大人1千円、高校生200円(在学証明書提示で無料)。

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