ヒグマ

 環境省は16日、捕獲や調査に国の交付金が出る「指定管理鳥獣」にヒグマとツキノワグマを追加したと発表した。都道府県にクマの現状を把握する態勢づくりを進めてもらう。国も、対策強化を見据えた人材の育成・確保を支援する。

 環境省によると、昨年度は東北地方を中心にクマが出没。人身被害は219人(うち死者6人)と過去最多で、捕獲されたクマも過去最多の9319頭だった。専門家会議は2月に追加を提案していた。

 追加に併せて、農林水産省や国土交通省とともに取り組む被害対策パッケージも発表。既存の補助事業を整理し、人と森の動物の緩衝帯の整備や電気柵の設置▽クマ出没時の対応マニュアル作成や訓練▽自治体におけるクマ対策の専門的な人材や捕獲技術者の育成・確保――などを支援する。

 追加で対策が進む期待がある…

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