利用が低迷するJR指宿枕崎線(指宿―枕崎間)のあり方を協議する検討会議は今年度、路線が地域にもたらす社会・経済的価値を「見える化」する調査に取り組む。調査の内容を企画提案し、委託する事業者を募った上で、6月下旬にも契約を結ぶ。
あり方検討会には、鹿児島県や枕崎、指宿、南九州の各市、JR九州などが参加。2024年8月から議論を重ねている。
路線は人口減少に伴って、通学などの日常利用も減少傾向だが、観光振興など地域に不可欠な交通手段だとして、検討会は昨年度、路線の魅力や活用するアイデアなどを議論するワークショップを開いた。
ただ、効果や潜在的な価値などの把握は難しいのが現状。そのため、今年度もワークショップを開くなどしつつ、調査を実施して路線の価値を可視化し、課題を整理する方針。