ロボロックの新機種。アーム(腕)を内蔵しており、散らかった洗濯物などを片付ける機能がついている=東京都渋谷区

 国内の家庭用ロボット掃除機市場で米中メーカーの競争が激しくなっている。約20年にわたり米アイロボットの看板商品「ルンバ」が高い人気を保ってきたが、中国勢が徐々に台頭している。「ルンバ一強」は揺らぐのか。

 中国メーカーのロボロックは5月末に東京都内で開いた新商品発表会で、希望小売価格30万円弱の最上位モデルをお披露目した。本体の高さを8センチ以下に抑え、狭いソファの隙間にも入って掃除できるのが特徴だ。

 同社のアジア・太平洋地区のマーケティング責任者、ダン・チャム氏は「2025年1~3月期で、日本市場の占有率を倍増させた」と胸を張った。

ロボロックの新機種=東京都渋谷区

他にも中国メーカーが続々と進出

 他の中国勢も攻勢を強めてい…

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