【動画】森に浮遊する体験、「まっさかさまの自然」=白井伸洋撮影

「森の芸術祭 晴れの国・岡山」の作品「まっさかさまの自然」。天井からつるされた木々がつり橋の下の鏡に映る空間を多くの人が楽しんでいた=2024年10月4日午後0時23分、岡山県奈義町、白井伸洋撮影

 国内外のアーティストらが参加する国際芸術祭「森の芸術祭 晴れの国・岡山」が、岡山県北部の津山市や新見市など12市町村で開かれている。

 同県奈義町の会場では、金沢21世紀美術館の人気展示「スイミング・プール」を手がけたことでも知られるレアンドロ・エルリッヒの作品「まっさかさまの自然」が展示されている。会場となった屋内ゲートボール場の天井には300本の人工の木がつり下げられ、つり橋がかけられている。床には鏡が敷かれており、渡りながら足元を見ると天井の木々が反転して映り、森の中に浮いているような感覚になる。訪れた人たちは、風に揺れる木々を橋からのぞき込み、写真を撮るなどして、不思議な空間を楽しんでいた。芸術祭は11月24日まで。新見市の洞窟や津山城周辺でも作品が展示されている。(白井伸洋)

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