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業界首位の東京海上ホールディングスのロゴ

 損保大手3グループが20日発表した2024年3月期決算は、3社とも過去最高益を更新し、純利益が計1兆4811億円となった。海外子会社が好調だったことや、3社が進める政策保有株の売却が利益を押し上げた。25年3月期以降も売却を進める方針で、ゼロにする期限を唯一、示していなかった東京海上ホールディングス(HD)は、30年3月末までに実施するとした。

 3社は、東京海上と、MS&ADインシュアランスグループHD、SOMPOHD。各社とも海外の損保子会社で前年に膨らんだ新型コロナの保険金支払いが一服したほか、保険料の引き上げが業績を押し上げた。資産運用収益も好調だった。

 一方、国内では厳しい状況が続く。損保事業の収益の半分ほどを占める自動車保険分野で支払いが悪化した。コロナ禍明けの交通量の増加や、物価高による修理費の増加が響いたという。

 SOMPOHD傘下の損害保…

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