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新潟空港から飛び立つトキエアの初便=2024年1月31日、新潟市東区
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 昨年1月31日、新潟空港(新潟市東区)を拠点とする地域航空会社「トキエア」の初便が飛んだ。大手航空会社の傘下に入らない独立系の国内線としては15年ぶりの新規就航だった。それから1年。同社の長谷川政樹社長(57)が1日、取材に応じ、この1年の振り返りや今後の展開について語った。

 同社によると、これまでに就航した3路線(新潟―札幌、新潟―仙台、新潟―名古屋)の搭乗者数は、1月31日までで計6万6505人だった。目標とする搭乗率は平均70%だが、昨年末までの実績は、札幌便が57%、仙台便が32%、名古屋便が51%。いずれも目標に届いていない。

 この点について、長谷川氏は「仙台便も盛り返すべく努力はしているが、なかなか時間がかかっている状況だ」と苦戦を認めた。その上で「大体6割ぐらいが観光のお客様。週末に搭乗率が上がる傾向がある」と分析。「そうしたところに便を集約させるとか、メリハリをつけた運航を検討していきたい。好調なところは増便もめざしたい」と巻き返しを誓った。

 定期便の運航会社としての信…

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