改築のため取り壊しになるまなびやに感謝を伝える「『心はひとつ』ありがとうコンサート」が4日、東京都中央区立日本橋中学校で開かれた。マーチングの強豪として知られる同校吹奏楽部OBら約140人による、惜別の「橋中サウンド」が、校舎いっぱいに響き渡った。
今の校舎は、区立第四中として開校した1974年に建てられた。吹奏楽部は89年、元顧問の高塚奈美香さん(64)の着任と同時にマーチングに取り組み始めた。その後、全国大会で何度も最高賞に輝いた。
ただ、住民が増えたことで校舎が手狭になり、思い出の校舎の改築が決まった。吹奏楽部員にとっては、校舎も校庭も、3年間練習に明け暮れ、涙と汗のしみこんだ、ひときわ懐かしい場所。
「かけがえのない3年間を過…