パレスチナ赤新月社が公開した映像。イスラエル軍の攻撃により死亡したとする救急隊員が撮影したもので、緊急車両がヘッドライトや赤色灯をつけて走行している=AP

 パレスチナ自治区ガザで救護活動を担うパレスチナ赤新月社(PRCS)は5日、赤色灯などを点灯させる緊急車両をイスラエル軍が攻撃する映像を公開した。軍側はこれまで不審な車を狙ったものだと主張していたが、一部メディアに「ミスだった」と認めた。ガザでは医療従事者の犠牲が相次いでいて、イスラエルへの批判が高まっている。

 これらの緊急車両は3月23日にガザ南部ラファで攻撃を受け、その後に15人の遺体が収容された。

 死亡した隊員の携帯電話に残されていた映像では、赤色灯などを点滅させた救急車や消防車の列がヘッドライトを頼りに夜道を走行。突然、銃声とともにフロントガラスが割れ、画面は暗転した。

隊員の最期の言葉は

 PRCS側は4日の国連での…

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