政府、ガザの傷病女性2人を受け入れへ　国内で治療、攻撃開始後初

　政府は、イスラエルの攻撃を受けるパレスチナ自治区ガザの傷病者の女性2人を日本に受け入れる方針を固めた。26日にも発表する。

　複数の政府関係者が明らかにした。2023年10月のイスラエルの攻撃以降、日本政府がガザの傷病者を受け入れるのは初めて。1人は26日にも来日し、もう1人は今週中にも来日する見通しで、国内の病院で治療する。2人は治療後、ガザに戻る方向で調整を進めている。岩屋毅外相は受け入れについて2月の会見で「日本に定住させることを目的とするものではない」と述べていた。日本政府はこれまで、ロシアの侵略を受けるウクライナの負傷兵を、自衛隊中央病院などで受け入れている。