政府は6日、子どもに関わる政府の施策をまとめた「こどもまんなか実行計画」を決めた。小中高生の自殺者数、いじめの重大事態の発生件数や不登校の児童生徒数、児童虐待相談対応件数などが年々増えていることを重くみて、「困難に直面するこども・若者への支援」を柱のひとつに掲げた。
「こどもまんなか実行計画」は、少子化対策や子ども・子育て施策の「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」ともいえるもの。具体的には、いじめや不登校の対策として教育と福祉の連携を進める▽自殺未遂をした子どもや家庭を支える体制づくりに向けた調査研究を進める▽発達に特性のある子どもの早期支援の強化――などを盛り込んだ。
子どもだけでなく、ひきこもり状態にあるなど困難を抱えるおおむね30代以下の若者についても、地域での支援体制の強化などを進めていく。