Smiley face
写真・図版
米オープンAIのジェイソン・クォン最高戦略責任者(CSO)=2025年6月10日、東京都港区、五十嵐大介撮影

 対話型AI(人工知能)「ChatGPT(チャットGPT)」を運営する米オープンAIのジェイソン・クォン最高戦略責任者(CSO)が10日、東京都内で朝日新聞の取材に応じた。同社が進める各国政府向けのAIインフラ事業について、「日本は優先度の高い国の一つだ」として、提供に意欲を示した。

 オープンAIは今年1月、ソフトバンクなどと共同で、米国でデータセンターなどに4年間で最大5千億ドル(約73兆円)を投資する巨額プロジェクト「スターゲート」を発表。オープンAIは先月、同様のAIインフラを外国の政府向けに提供する構想「OpenAI for Countries」を打ち出した。民主主義を重視するAIを掲げ、外国の政府向けにデータセンターの整備や現地の言語に最適化したチャットGPTなどを提供する。

 クォン氏は「日本は教育水準の高い労働力や強い製造業があり、AIと隣接するロボット分野でも主導的立場にある」としたうえで、「AI投資をするうえでの多くの優位性がある」と話した。

 オープンAIは、まずは10…

共有