27日に閣議決定された来年度予算案の編成作業では、公立学校教員の給与を巡る文部科学省と財務省の論争が注目された。 なり手不足や長時間労働の解決へ、政府案では、何が決まり、残った課題は何か。 文科省と財務省 「80点」。 阿部俊子文科相は加藤勝信財務相との折衝を終えた24日夕、予算案の評価を記者団に語った。文科省幹部も「及第点」と前向きだった。 文科省側の満足度が高い理由は何か。 まず論争の焦点は、「教職調整額」の上げ幅と、その条件だった。 ■一気か、条件付き段階的か…