ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が21日に死去したことを受け、大阪・関西万博の会場でも悼む動きが広がった。
バチカンパビリオンが入っているイタリア館には、バチカン市国、イタリア、欧州連合(EU)の半旗が掲げられた。
フランシスコ教皇が選んだカラバッジョの絵画「キリストの埋葬」などが展示されているバチカンの展示室の入り口には、22日午前に教皇の写真が置かれた記帳台が設けられ、来場者が「安らかにお眠り下さい」などのメッセージを書き込んでいた。イタリア館では死去を受けて、21日に予定されていたコンサートを中止した。
米国やスペイン、オーストラリアなどがパビリオンで半旗を掲げたほか、万博協会の入る管理棟の入り口でも、協会旗や国旗の半旗が掲げられ、弔意が示された。