第267代ローマ教皇に選出されたレオ14世(69)の就任ミサが18日午前10時(日本時間午後5時)、バチカンのサンピエトロ広場で開かれた。ローマ教皇庁によると、約150の国と地域、国際機関の代表が出席したほか、広場や周辺には約20万人の信者らが集まり、新教皇の就任を祝福した。
レオ14世はミサで、教皇のシンボルである十字架が刺繡(ししゅう)された肩掛けと「漁師の指輪」を受け取った。フィリピン出身のタグレ枢機卿から指輪をはめられる際には感極まった表情を浮かべ、何度もうなずくようなしぐさを見せた。
就任にあたっての説教で、レオ14世は「私は何の功績もなく選ばれたが、恐れと震えを抱きながらみなさんと歩みたいと願う」と表明。「現代社会は憎悪や暴力、偏見が引き起こす多くの不和や傷を目にしている。個人の歴史と、すべての社会や宗教的な文化を尊重するために神の愛を与えることが私たちに求められている」と語った。
ミサの終わりには、パレスチ…