公立学校教員の採用試験の受験者数が減少し続けるなか、その背景について内田良・名古屋大教授(教育社会学)らが大学生を対象に調査したところ、男性より女性の方が、学年が上がるにつれて非・教員志望者の割合が増えている状況が浮かんだ。内田教授は、教育実習で垣間見た厳しい労働環境が一因になっている可能性があるとみている。29日、日本教育学会で発表した。
- 教員採用試験「前倒し」6割…でも効果は限定的「長時間労働抑制を」
内田教授らは、教員免許取得に必要な科目を取ったことのある大学生を対象に昨年11月、インターネットで調査を実施。計620人(3年生289人、4年生331人)から回答を得た。
受験者の女性比率、かつては6割台 いまは…
幼稚園教員や保育士としての…