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サンピエトロ大聖堂のバルコニーから信者らに語りかける新教皇レオ14世(中央)=2025年5月8日、バチカン、藤原学思撮影

 新たなローマ教皇となる米国出身のプレボスト枢機卿は、20代後半で司祭となり、南米ペルーに派遣。約20年間をペルーで過ごした。フランシスコ前教皇に続く、南米にゆかりのある人物の選出に、地元は沸いている。

 ペルーの首都リマ中心部にあるリマ大聖堂では8日、新教皇の選出が発表されると、5分間鐘が鳴り響いた。バチカンの秘密選挙「コンクラーベ」の様子は、各テレビ局がニュースで生中継。誰も予想していなかったプレボスト枢機卿の名前が発表されると、アナウンサーは驚いた様子だったが、その後は次々と祝福のニュースが流れた。

 プレボスト枢機卿は、2023年にフランシスコ前教皇から司教省の長官に抜擢(ばってき)された。貧困に苦しむ人々など弱者に寄り添うスタイルは、前教皇と重なる。

「レオ13世」に敬意?

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