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中里中の演奏=2024年7月26日午後5時39分、青森市、江湖良二撮影

 第66回青森県吹奏楽コンクール(県吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が26日、青森市のリンクステーションホール青森で始まった。初日の高校の部に8校、中学生の部に16団体が出場し、東北大会に出場する8団体が決まった。

 大会は28日までで、27日には、中学生小編成の部がある。結果は次の通り。(○は東北大会出場)

 【高校】金賞=○弘前中央、○青森山田中高、三本木、○青森、○八戸北▽銀賞=青森東、八戸学院光星、五所川原

 【中学生】金賞=○むつ☆かつ吹奏楽クラブ(むつ)、○第三(弘前)、○新城(青森)、○浪岡(青森)、第三(八戸)▽銀賞=筒井(青森)、平賀東(平川)、下長(八戸)、三本木高校付属(十和田)、三戸(三戸)、木ノ下(おいらせ)、中里(中泊)▽銅賞=南(弘前)、第一(弘前)、ねぶたブリティッシュブラスバンドJr.小学生・中学生チーム、第二(三沢)(江湖良二)

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 津軽平野の一角、季節風が吹きつけ、近くに風車が林立する中泊町。町立中里中の19人は、自由曲「吹奏楽のためのバラード第1番『風雪の詠』」を大ホールいっぱいに響かせた。

 発熱のため3人が急きょ欠場。上限50人の半分以下で「観客や審査員をびっくりさせたい」と臨んだ。

 練習の冒頭には、話題のアニメ「しかのこのこのここしたんたん」の動画を流すなど、普段は明るくリラックスした雰囲気で笑顔が絶えない。

 クラリネット担当の田中真裕部長(3年)は「楽しく練習して県大会でも金を」。指揮する高橋和久先生(59)によると、実際の目標は前年の地区大会での不振を乗り越え、県大会に出ること。音を大きく音程を合わせる基本的な技術を磨いた。

 一部の楽器を欠きながら結果は「銀」。同校として過去最高の成績に並び、追い風が吹いた。

 田中部長は「演奏は過去最高の出来。先生の指揮を見ていたら、思った以上に笑っていて楽しいな、と思った。自分も終始笑っていることができた」とやはり笑顔で振り返った。(江湖良二)

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