大阪府箕面市内の国道423号（新御堂筋）で19日午前7時ごろ、乗用車同士が出合い頭に衝突する事故があり、一方の車が新御堂筋を南方向に逃走。別の車やバイクに追突したり、歩道に進入して歩行者に接触したりしながら進み、約35分後、最初の事故現場から約13キロ離れた大阪市淀川区内で側壁に衝突し、止まったところを警察官に取り押さえられた。
府警吹田署によると、車を運転していたのは同市東淀川区の無職の女（47）。署は同日夜、自動車運転死傷処罰法違反（過失運転致傷）と道路交通法違反（ひき逃げ）の容疑で逮捕し、発表した。
逮捕容疑は同日午前7時10分ごろ、同府吹田市江坂町5丁目の新御堂筋で、停車中のバイクに追突し、乗っていた男性（33）に全身打撲を負わせて逃げたというもの。「事故を起こすような危険な運転はしていません」などと述べ、容疑を否認しているという。
府警は、女が箕面市から淀川区にかけて新御堂筋で計8件の事故を起こし、計2人に軽傷を負わせたとみて調べている。
