Smiley face
写真・図版
阪神甲子園球場で練習する新潟産大付の選手たち=2024年8月2日、兵庫県西宮市、伊藤進之介撮影

 第106回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する新潟産大付は2日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で公式練習に臨んだ。「夢の舞台」の感触を確かめ、勝利への闘志を燃やした。

 午前11時20分からの公式練習の直前、グラウンドが整備され、選手たちはまっさらの状態の甲子園に立った。練習は15分だけだったが、選手たちはシート打撃のほか、守備や投球の練習で黒土と天然芝の感触を確かめた。

 シート打撃の投手としてマウンドに登った吉野公浩監督は「鳥肌が立った。感動した」と興奮気味に一言。「でも、甲子園では今まで通りの野球をすることが大事」と気を引き締めた。

 「興奮した」と語ったのはエースの宮田塁翔(るいと)投手(3年)。「地元や親への感謝を込め、いい投球がしたい」と話した。二塁手の平野翔太主将(同)は「黒土も天然芝もすごく守備をしやすい」と冷静に語った。さらに「これで一つ、新しいスイッチが入った。簡単に負けるわけにはいかない」と闘志をあらわにした。

 初戦の対戦相手は、4日に大阪市内である組み合わせ抽選会で決まる。開幕は7日。(鈴木剛志)

共有