少子化による生徒数の減少を受け、新潟県立高校を2025年度の86校から、34年春時点で22校減の64校へと再編する案を県教育委員会がまとめた。県民の意見を聴くため、5日から県内10会場で説明会を開く。
県教委の案によると、34年春に中学校を卒業する生徒数は、25年春より2割強(3854人)少ない1万3928人の見込み。それに伴い、64校の募集学級数は、25年度より約3割(89学級)少ない225学級としている。
225学級の県内6エリアごとの内訳も示した。25年度と比べ、新潟市や三条市など8市町村のエリアは43減の93学級とした。そのほか、長岡市や柏崎市など6市町村のエリアは17減の47学級▽新発田市や村上市など7市町村のエリアは7減の28学級▽糸魚川、妙高、上越の3市のエリアは12減の27学級、などとしている。
一方で、64校を六つのエリアにどう割り振るかについては示していない。
県教委は、県民説明会などで出た意見を踏まえ、来年3月までに34年度までの将来構想を策定することにしている。説明会は各会場1時間半の予定で、事前申し込みは不要。日時と会場は次の通り。
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5日午後7時、新発田市民文化会館▽7日午後2時、三条市中央公民館▽8日午後2時、十日町地域地場産業振興センター▽14日午後3時、アミューズメント佐渡▽15日午後2時、糸魚川市民会館▽16日午後7時、新潟ユニゾンプラザ▽18日午後7時、長岡市立劇場▽19日午後7時、上越文化会館▽21日午前10時、村上市教育情報センター▽21日午後2時、南魚沼市民会館