3日午後2時ごろにドローンで撮影された新燃岳火口の様子=産総研地質調査総合センター提供

 宮崎・鹿児島県境にある霧島連山・新燃岳(1421メートル)の噴火が続いている。2011年には「300年ぶりの本格的なマグマ噴火」(気象庁火山噴火予知連絡会)を起こし、交通機関や農業に影響が出た。今回は7年ぶりの噴火となり、専門家は新燃岳の活動がこれまでと変化した可能性を注視している。

 新燃岳は6月22日に噴火が始まった。気象庁は翌23日に噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げた。

 7月3日には5千メートルの噴煙も観測された。気象庁によると、同日の調査では鹿児島県霧島市で道路の白線が見えなくなるほどの多量の降灰があったほか、宮崎県小林市では非常に大きく聞こえる鳴動も観測された。

 10日以上続いた「連続噴火」は7日夕に停止したが、同日夜に再び再開した。

 気象庁は火山活動はなお活発…

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