損害保険業界3位の三井住友海上火災保険と、4位のあいおいニッセイ同和損害保険が合併して設立する新会社について、社名を「三井住友海上あいおい損害保険」とすることが、関係者への取材でわかった。両社は2027年4月の合併を予定しており、今月末にも社名を公表する。
併せて、持ち株会社のMS&ADインシュアランスグループホールディングス(HD)の社名は「三井住友海上グループ」に変更する。新持ち株会社の本社は三井住友海上の本社がある東京都千代田区神田駿河台に置かれる見通しだ。
MS&ADHDは3月28日、傘下の三井住友海上とあいおいニッセイ同和が合併の準備を進めると発表した。その際、社名は未定としていた。
新会社の名称は、新たなブランドをつくるよりも、すでに両社が持つ顧客基盤が慣れ親しんだ名称を続ける方が良いと判断した。
残った「あいおい」、消えた「ニッセイ」
合併が実現すれば、東京海上…