7月3日に20年ぶりに新しい紙幣が発行される。いち早く手に入れたい人もいるかもしれないが、朝一番に銀行に行っても受け取れない可能性がある。銀行側は、事前に支店などに問い合わせるよう呼びかけている。
1万円札に渋沢栄一、5千円札に津田梅子、千円札に北里柴三郎が描かれる新紙幣は3日の朝以降、日本銀行の本支店から全国各地の銀行に配送される。全国銀行協会の福留朗裕会長（三井住友銀行頭取）は、6月の記者会見で「当日は開店と同時に新紙幣の引き渡しが可能となるわけではない。準備が整った店舗から順次、引き渡し可能となる」と語った。
例えばあるメガバンクでは、まず東京都や大阪府にある拠点で新紙幣を受け取り、各支店に運ぶ予定だ。拠点に近い支店や大きい支店から先に到着する可能性が高いといい、各支店は届き次第、ATMなどに入れる。3日には間に合わない可能性もあるという。
千円札の新たな「顔」となる…
