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会談を前にブラジルのルラ大統領(左)と握手する石破茂首相=2025年3月26日午後6時56分、東京・元赤坂の迎賓館、代表撮影

 石破茂首相と国賓として来日中のブラジルのルラ大統領は26日、東京・元赤坂の迎賓館で会談し、両国首脳の2年ごとの相互訪問や外務・防衛対話の立ち上げなどを含む今後5年の「アクションプラン」を採択した。ルラ氏は会談後の共同記者発表で、日本と、ブラジルなど南米の国々でつくる「南米南部共同市場(メルコスール)」との貿易協定の交渉を開始したい考えを示した。

 首相は会談の冒頭、「課題解決の責任を共に負うパートナーとして関係を一層強化していきたい」と強調。ルラ氏は「世界における最も重要なガバナンスである民主主義、多国間主義、自由貿易の価値の重要性が確認されることが双方にとっての発展に重要な鍵となる」と応じた。

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 会談後の共同記者発表でルラ氏は「南米南部共同市場(メルコスール)」について、ブラジルが議長国を務める今年後半にも「日本とメルコスールの貿易協定の交渉を開始したい」と述べた。経団連などがかねて経済連携協定(EPA)の締結を求めていた。

 また、両国の貿易については…

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