首脳会談を前に握手する石破茂首相(左)と習近平中国国家主席=2024年11月15日午後5時3分、ペルー・リマ、代表撮影

 中国当局による相次ぐ拘束事件の影響で、不安が広がる日中間の学術交流を回復させようと、日中友好会館会長の宮本雄二元中国大使ら民間有識者による「日中友好人的・文化交流フォーラム」が27日に北京で開かれる。昨年末に北京で開かれた政府間の「ハイレベル人的・文化交流対話」で交流活発化を確認したことを受け、民間の「交流強化の第1弾」(宮本氏)と位置づけている。

  • アステラス社員判決、石破政権に配慮? 「スパイ容疑」避ける対策は

 宮本氏と慶応大の加茂具樹教授(現代中国政治)が17日、記者会見で明らかにした。フォーラムは、同会館と中国共産党中央宣伝部のもとで国際交流を担う「中国人権発展基金会」の共催。宮本氏、加茂氏ら9人が北京を訪ね、中国側の研究者らと日中関係などを話し合う予定だ。

 近年、日本の中国研究者が中…

共有
Exit mobile version