日中韓の首脳による今月下旬の会談(サミット)で、自由貿易の推進を柱とし、食料や資源などのサプライチェーン(供給網)の透明化・強靱(きょうじん)化に向けた議論の促進を盛り込んだ共同声明をまとめる方向で最終調整していることが分かった。複数の日本政府関係者が明らかにした。
サミットは26~27日に韓国・ソウルで開催し、岸田文雄首相、中国の李強(リーチアン)首相、韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が参加する。二国間の首脳会談も調整中で、各国の経済界トップが参加する「日中韓ビジネスサミット」も開催する予定だ。
共同声明はサプライチェーン…