岩屋毅外相と中国の王毅(ワンイー)・共産党政治局員兼外相、韓国の趙兌烈(チョテヨル)外相は22日午前、東京都内で日中韓外相会談を開いた。人的交流の促進や感染症対策、少子高齢化への対応といった3カ国共通の課題での協力を確認し、核・ミサイル開発が進む北朝鮮情勢についても意見を交わした。
- 【そもそも解説】日中韓なぜ始まった? どんな話をする?
日中韓外相会談の開催は初回の2007年から11回目で、2023年11月に韓国・釜山で開かれて以来。会談の冒頭、岩屋氏は「率直な対話を行うとともに、未来志向の交流と協力を推進することは3カ国共通の利益であり、地域、国際社会の平和と繁栄にとっても極めて重要」と述べた。
4年4カ月ぶりの訪日となった王毅氏は「中日韓協力が充実すればするほど、3カ国がともにリスクを防ぐ能力が強くなり、発展の基礎が強固になる」と語った。趙氏は「一度止まった車輪を再び動かすのは大変だ。現在の前向きな流れを維持していかなければならない」と指摘した。
昨年5月にソウルであった首…