日中韓3カ国の政府は18日、東京都内で日中韓外相会談を22日に開くと発表した。岩屋毅外相、中国の王毅(ワンイー)共産党政治局員兼外相、韓国の趙兌烈(チョテヨル)外相が出席し、共同記者発表も予定している。
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日中韓外相会談は、2023年11月に韓国・釜山で開かれて以来。人的交流の促進や、少子高齢化といった問題での協力や地域情勢を議論する。年内にも開かれる予定の首脳会談(サミット)についても調整するが、韓国国内の政治情勢が見通せず、開催時期についてどこまで一致できるかが焦点の一つとなる。
22日には、日中の経済閣僚らが出席する「ハイレベル経済対話」を約6年ぶりに開催する。東京電力福島第一原発の処理水放出を受けて禁輸となっている日本産水産物や、牛肉の輸出再開といった課題を話し合う。日韓、日中の外相会談も22日に予定している。