第107回全国高校野球選手権大会に出場する日大山形の選手たちは2日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で公式練習に臨んだ。20分間の限られた時間だったが、選手たちは元気よく守備の練習に汗を流した。
2023年夏の甲子園で登板した本田聖(ほんたひじり)投手(3年)は、マウンドの感触を確かめた。「緊張した2年前と違い、今回は余裕があります。どんな相手でも全力投球で1球1球、大切に投げていきたい」と抱負を語った。
全体の守備を見渡した阿部永成(えいせい)捕手(3年)は「みんな緊張していて、送球が浮いていました」と冷静だった。「試合ではいつも通り、投手をもり立てる配球をします」
山形大会で4番を任された佐藤塁選手(3年)は、大舞台での1発が期待されている。「夢の舞台で思い切りスイングして、本塁打を打ってみたい」と張り切っていた。
大会は3日に組み合わせ抽選会があり、5日に開幕する。