13日に開かれた報道内覧会。作品は「形而上的なミューズたち」=神戸市立博物館

 20世紀美術の巨匠、ジョルジョ・デ・キリコ(1888~1978)の約70年にわたる画業を紹介する「デ・キリコ展」(朝日新聞社など主催)が14日、神戸市立博物館で開幕する。

 日常の奥に潜む非日常を表したデ・キリコの「形而上(けいじじょう)絵画」は、ダリをはじめ多くの芸術家に衝撃を与えた。「イタリア広場」「形而上的室内」「マヌカン」などのテーマに分け、初期から晩年までの絵画に加え、彫刻や舞台衣装など100点以上を展示する。世界中に散らばっている作品が、一堂に会する貴重な機会だ。

 12月8日まで。月曜休館(祝休日は開館し、翌日休館)。一般2千円(当日)ほか。問い合わせは同館(078・391・0035)。詳細は展覧会HP(https://dechirico.exhibit.jp/)。

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