先発投手と指名打者を兼ねて出場した奥村頼人

 野球のU18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)第5日は9日、沖縄セルラースタジアム那覇などで1次リーグがあり、高校日本代表はプエルトリコを3―0で下した。開幕5連勝とし、A組1位で決勝ラウンド(R)に進出した。

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 日本は二回、坂本慎太郎(東京・関東第一)のバント安打を足がかりに先制。その後も相手の守備の乱れで加点した。3投手の継投で零封した。決勝R初戦は11日午後6時半からで、B組1位のアメリカと対戦する。

大谷じゃなくて「奥村ルール」

 先攻の日本は一回、奥村頼人(横浜)が5番・指名打者として打席に立った。その裏には先発のマウンドに上がった。

 先発投手と指名打者を兼ねることで、降板後も打者で出場できる。大リーグで大谷翔平(ドジャース)が投打の「二刀流」で出場するときの起用法で、「大谷ルール」とも呼ばれる。この日、小倉全由監督は「大谷じゃなくて『奥村ルール』だから胸を張って行ってくれ」と送り出した。

 奥村頼は140キロ台後半の速球で押して3回を無失点に抑えた。

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