中国サッカー協会が24日、9月5日に日本代表に0対7で敗れたワールドカップ(W杯)アジア最終予選第1戦の反省をテーマとした学習会を開いた。試合から1カ月半を経て中国流の会議による「総括」をした格好だが、協会の汚職事件、歴史的大敗とフラストレーションをためた中国のファンはどう受け止めたのか。
中国各メディアが報じた。「W杯予選中日戦の反省」とした学習会では、惨敗した9月5日の日本戦を、0対1と惜敗だった6月の韓国戦と比較した上で、「試合の目標、戦術、コミュニケーション、士気などで不足があった」と指摘。その上で「協会の指導的役割、監督のリーダーシップ、選手の主体性、主管部門の働き、各部門の協力という五つの分野に問題がある」として改善を図るなどと結論づけた。
会の決定として、「新型の代表チーム管理サービスをつくるメカニズムをすすめる」「中日戦を教訓として、揺るぎない自信を持ち、党中央と政府のサッカーについての戦略を着実に実行する」と中国式の文言が並んだ。
学習会には協会幹部や主管部門の国家体育総局と関連の党機関、プロリーグの運営会社などに加え、サッカー協会の汚職対策で常駐する規律検査部門のグループも参加したとされる。一方、代表チームの指揮をとるイバンコビッチ監督の出席は報じられていない。
「セブンアップ」流行語まで生んだ衝撃
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