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日本ガイシが整備した共創施設の外観=名古屋市瑞穂区
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 セラミック製品大手の日本ガイシは、社内外の技術やアイデアを結びつけて開発を推進するための「共創施設」を名古屋市の本社敷地内に整備した。隣接地ではデジタル関連の製品を取り扱う新研究開発棟も稼働させる予定で、両施設を連動させて新製品や新事業の創出をめざす。

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 共創施設「NGK Collaboration Square DIVERS」は、延べ床面積が約4350平方メートルで3階建て。15日から運用を始める。同社の歴代の製品や試作品を紹介する収蔵庫や、さまざまな技術を体感しながら打ち合わせをしたり交流したりするスペースなどがある。

 共創施設で出てきたアイデアは、新研究開発棟で評価・実証するなどして、素早く製品化を実現していきたいという。

 日本ガイシは、排ガスを浄化するセラミック製品など自動車のエンジン向けを主力製品とする。「脱エンジン依存」を進め2050年に会社の売り上げの8割を脱炭素やデジタル関連に変えようとしており、共創施設の開設は事業変革の一環だ。

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